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第4回講演会報告(5/28)

5月28日(土)銀座オフィスにてリアル参加の「KGソレイユの会第4回講演会」を開催致しました。


2年3ヶ月ぶりの銀座オフィスでのリアル開催

第一部 (14:00~15:00)


関西学院大学経済学部教授・宗教主事、舟木讓先生による「『大学昇格』90周年を迎えてー関西学院が紡いできた宝を振り返るー」では、まず関西学院の現状についてお話を伺いました。現在、大学には14学部、8キャンパスがあり、学院は9学校を所有しているとの事実を知り、多様化する時代と共に進化し続けている母校に嬉しい驚きを覚えました。次に学院の歴史について伺いました。1889年9月28日W.R.ランバス氏により原田の森(現神戸市立王子動物園周辺)に関西学院は誕生しました。しかし、1899年より本格化した明治政府のキリスト教教育への圧力により1909年には卒業生が0という危機を迎えますが、1910年カナダ・メソヂスト教会が経営に参加することにより危機を乗り越えます。その際にC.J.L.ベーツ氏が赴任し、学院のスクール・モットーとなる”Mastery for Service” を提唱しました。1918年「大学令」の公布により、大学昇格運動が始まり、原田の森から上ケ原に移転し、1932年念願の大学に昇格しました。W.M.ヴォーリズの設計による上ケ原キャンパスには垣根はなく、”We have no fence”、つまり自由で開かれたキャンパスなのです。関西学院が大切にしている、”Mastery for Service”と”We have no fence”を体感し、今後も関西学院と繋がり続けて欲しいとのお言葉で締めくくられました。




第二部 (15:00~16:30)   1)工藤代表より、関西学院史紀要第四号・仲原晶子教授の論文から、興味深い内容をご紹介頂き、当時の関学女子学生が如何に優秀であったかをアピールされました。又、「早稲田の女子学生ー今昔物語since1921ー」の資料より、女子教育の重要性を解き明かして下さいました。そして関学は、早稲田より一年早く女子学生への門戸を開いていた事も知りました。

今回、関西学院大学学院史編纂室からお届けいただきました2冊の「関西学院のエスプリ」(池田裕子さん執筆・編集)を参加者皆様にお持ち帰りいただきました。




・Mastery for Serviceを提唱したC.J.L.ベーツ先生(関西学院大学学院史編纂室所蔵からの提供写真)

・学院史編纂室から参加者へのプレゼント「関西学院のエスプリ」2冊


2)働く世代のKG女性のご紹介 現在、航空会社にCAとして在籍しながら大同生命保険株式会社に出向中の二児の母でもある、中島優里さん(2002年卒)と杉谷かおるさん(2006年卒)に、関西よりZOOMにてご参加いただきました。お二人とも様々な事にチャレンジし、今出来る事を一生懸命頑張り社会に貢献したいとお考えでした。そしてその根底にあるのは、”Mastery for Service”であるとの心強いお言葉がありました。また、チームソレイユのメンバーとして、関学の働く世代の後輩同窓生のお役に立ちたいとのお気持ちも伝えていただきました。



3)クロストーク 舟木先生、森隆史関西学院大学キャリアセンター長、中島さん、杉谷さん、そして中山副代表の5名により、社会人メンターとして今の学生に伝えたい事についてお話頂きました。コロナ禍で対面授業が受けられず、就職活動に苦戦する学生に、今出来る事に集中し、自分を磨き、運やご縁に導かれるよう、自ら切り拓いて行って欲しいとのご意見でまとまりました。


ZOOM参加の森キャリアセンター長・ 中島さん・杉谷さんと舟木先生・中山副代表・工藤代表・野島幹事

リアル参加いただきました皆さま(前列左から3番目が名取はにわ社会事業大学理事長)

第5回KGソレイユの会講演会(10月1日)にご登壇いただく名取はにわさんが、今回、ご参加くださいました。名取はにわさんは、元内閣府男女共同参画局長で、現在は、日本社会事業大学理事長、認定NPO法人日本BPW連合会理事長でいらっしゃいます。演題は、「女性活躍推進の歴史と今後について」です。ハイブリッド開催ですが、名取理事長の素敵なお人柄に触れることができる銀座オフィスでの講演会にぜひ、お越しください。


参加者のバルマス朱美さん(1995年文学部卒)の学生時代のアルバイトの話から、リアルならではの楽しい話題で盛り上がりました。バルマスさんは、アメリカに特化した酒類を含む食材の輸入卸売業社の社長で、クラフトビールのお店も多数経営されています。ソレイユの会HPでは、今後「活躍するKG女性」をご紹介していきます。バルマスさんもご紹介させていただきます。



【講演会のご案内内容】

今年の3月まで第17代関西学院院長をお勤めになられた舟木讓先生から「草創期の歴史、大学昇格時の学生らの働きをお伝えし、関西学院のアイデンティティを今一度、共有しましょう」とのお言葉をいただき、今回の講演会の開催となりました。

今年度のKGソレイユの会の講演会は、明治以降の様々な困難を乗り越えてきた女性の歴史を振り返り、現在もなお大変な社会状況の中で働く、KG女性へのエンパワーメントになればとの思いで企画いたしました。

第二部では、「働く世代のKG女性の声を伝える」として、第一回のKG女性は、航空会社にCAとしてお勤めのお二人をZoom 参加でご紹介、お話をしていただきます。

日 時 :5月28日(土曜日)(第一部14:00∼15:00、第二部15:05∼16:00)

会 場 :銀座オフィスでのリアル 

参加費 :無料(どなたでもお申し込みいただけます。*女性限定ではありません)


第一部【演題】「『大学昇格』90周年を迎えてー関西学院が紡いできた宝を振り返るー」【講師】関西学院大学経済学部教授・宗教主事 舟木讓先生 プロフィール:第17代関西学院院長、なお詳しい経歴・著訳書は、こちらの第4回講演会ご案内から

第二部 1)「関西学院と女子学生ー女子教育の歴史的背景」(関西学院史紀要第四号 仲原晶子教授の論文1994年)と「早稲田の女子学生ー今昔物語since1921-」(早稲田大学歴史館春季企画展)の興味深い内容を工藤代表が紹介いたします。

2)第一回「働く世代のKG女性のご紹介」・中島優里さん(2002年文学部卒)、杉谷かおるさん(2006年総合政策学部卒)ともに、客室乗務員で2児の母です。航空業界を取り巻く厳しい環境の中、現在の働き方と、自分らしいキャリアをどのように切り拓いていっているのか?また、子育て中でお忙しい中、KGソレイユの会での活動に参加してくださる関学への思い、アイデンティティをお話していただきます。

3)舟木先生、中島さん、杉谷さん、中山KGソレイユの会副代表のクロストークテーマ「今の学生に伝えたいこと、社会人メンターとしての同窓生の役割を考える」

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